チバニアン訪問を終え、次は大久保地区のトンネル密集地帯に行く。
上総大久保駅に寄り道。集落から外れたところにあり、角度によっては秘境駅のような雰囲気を醸し出している。
少し待っていると気動車が来た。キハ40系もいいが、小湊鉄道といったらやはりこれだ。
さて、上総大久保駅近くの道を南下すると、大久保地区のトンネル密集地帯に突入する。
まずは芋原第一隧道。
中はモルタル吹付だ。
天井を見ると、ウキウキしているトンネルのようだ。
※解説 「ウキ」は、吹付が地山から浮いてしまっている「浮き」を指していると思われる。
トンネルを抜けると、右も崖、左も崖のすごい地形になる。道幅も極狭路となり、四輪の通行は軽以外厳しくなる。
芋原第二隧道に到着。坑口は大部分が補修済みとなっている。
非常に断面の小さなトンネルだ。
反対側はぐにゃぐにゃの断面だ。
さらに路面の状態は悪くなり、土砂崩れの跡で道に土砂が堆積するようになる。
地元車以外の通行は皆無なのであろう。
芋原第三隧道に到着。こちら側もなかなか雰囲気のある隧道だが…
反対側はアメーバのような不思議な断面!!
いかにも手作り感のある隧道だ。
さらに先に進み、橋を渡ると、林道との分岐がある。
林道の入口には杉畑第一隧道がある。一見今までのトンネルに比べ特徴がなさそうだが…
なんだこの不気味な壁面は!!!
補修跡だと思われるが、脳みそのような模様で正直気持ち悪い。
不気味さを感じながら通り抜けた。先は林道であるがかなり荒れており、素掘り隧道がもう2つあるそうだが無理せず次の隧道に行くことにした。
大久保地区を離れ、前回も訪れた共栄・向山トンネルを訪問。
養老渓谷の遊歩道が近いこともあり、歩いている人が何組もいた。
詳しくは下記記事を参照されたい。
続いて、前回も訪れた清水代トンネルを訪問。
相変わらず極狭の入口である。
中はゴツゴツ。路面もデコボコ。地球の内部にいることを感じられるトンネルだ。
反対側の、異次元に吸い込まれそうな坑口も健在。
下記記事でも紹介しているのでよかったらこちらも見ていただきたい。
続いては、近くの夕木川沿いの林道群を探索する。