↑前回
坂畑地区の隧道連続地帯から下ってきて、最後の目的地である宇藤木トンネルに向かう。
その前に、前回通過したが写真を撮っていなかった四町作第一隧道に寄り道した。
モルタル吹付のシンプルな隧道だが、なんとこの隧道、国道にある現役のトンネルとしては日本で2番目に古いもの(明治35年開通)である。
そして、今まで秘境続きでなかなか昼食をとれなかったが、濃溝の滝近くのカフェにてようやく昼食のオムライスを頂く。美味だった。
さて、急に普通の観光になるが、SNS映えで有名な濃溝の滝(亀岩の洞窟)に行く。ここも立派な川廻しの滝であるので、しっかり見ておかねば。
濃溝の滝に到着。水面に川廻しが映りこんで美しい。
ここが有名になるきっかけとなった、ハート形に光が差し込む写真は一時期しか撮れないが、それ以外の時期でも十分美しい風景だ。これが人工の風景というのが川廻しの魅力だ。
帰り道は川廻しで発生した旧河川敷を歩く。
次は奥米隧道、柿の木台1号・2号トンネルに再訪し、バイクで通過した。
そして最後の目的地、宇藤木トンネルに向かう。
戸面原ダムから宇藤木集落に向かう。
集落の最奥にトンネルがある。
反対側からだとよく分かるが、岩の裂け目を利用したような、不思議な形のトンネルだ。
またこちら側では岩壁からかなり多くの水が滴っており、あまり長居したくない。
宇藤木トンネルの奥には2件ほどの家がある。その先にもう1本素掘りトンネルがあるようなので最後に行ってみた。
こちらがそのトンネルである。断面が非常に小さく、軽トラ以外厳しい。
隧道の先は農地と思しき場所にでた。
引き返す途中でなんと軽トラとすれ違った。通過する車があるからこそ素掘り隧道が廃れずに存続できているのであると痛感した。
素掘り隧道まみれの一日が終了し、木更津の宿に向かった。