今回は栃木県内のマイナースポットの小ネタを2つ紹介。
まずは今市ダム。
上記記事で紹介している栗山ダムと山を隔ててセットになっている、揚水発電を目的としたダムである。
電力消費の少ない夜間は、標高の低い今市ダムから栗山ダムに水をくみ上げ、昼間に水を落として発電を行う。
今市ダムまでの道はひたすら一本道で、ここを目的地にしないと来ることのない場所であるため、せっかくなのでバイクで来てみることにした。
ダムへの一本道入口。道は2車線分あるが、交通量はほぼ皆無である。
しばらく快調に走ると、ようやく交通量に見合った道幅になってくる。
ダムが近づいてくると、トンネルが現れる。この日は暑さが厳しく、トンネル内の冷気がありがたかった。
今市ダムに到着。
真夏の日差しの中、湖面は静かに佇んでいた。
湖面の奥に橋がある。あちら側も一般者の通行ができるようなので行ってみた。
湖面の横の山をトンネルで貫く。一部区間は素掘りにコンクリ吹付となっている。
発電所への道(一般者立入禁止)を分け、ダム反対側の橋に来た。ダム堤体をよく眺められる。
さて、この道はどこに続くのか。しばらく行くと急激に道幅が狭くなり、未舗装となる。
未舗装になっても、ダム湖畔を水平に通る走りやすいフラットダートである。
もう一つ橋を渡る。
その先は急に道が荒れだしたのでここで引き返すこととした。
お次は、冒頭で紹介した栗山ダムと同じ日に訪問した男鹿高原駅。
国道121号から男鹿高原駅への道に入る。ただの林道にしか見えないが、これでも駅前へのアクセスルートである。
国道と駅の間の唯一の施設がこの緊急ヘリポートだ。当然無人である。
男鹿高原駅に到着。付近は全くの無人で、関東随一の秘境駅である。
ホームに降りてみると、水の音だけが聞こえる。
駅のホームというよく見知った構造物と周囲の大自然とのギャップ。これが秘境駅の魅力である。
なお、駅から先に行っても一般車通行禁止の林道となるため、ヘリポート以外に本当に何もない駅であった。