房総素掘り隧道探訪シリーズ第3弾は、数は少ないものの(今回は川廻しメイン)個性あふれる隧道を紹介する。
まずは第二永井隧道。
この隧道、とにかく背が高い!!
高さが幅の約3倍もある超のっぽ隧道だ。
もともと急勾配だった隧道を切り下げてこうなったらしい。
生活道路として使われており、意外と交通量があるので撮影の際には注意が必要だ。
続いては細田隧道。
茂原市押日地区には多くの素掘り隧道が集中しているが、今回はすでに日暮れも近いので細田隧道のみ訪問。
上の写真奥の八幡神社を目指していくとわかりやすい。
八幡神社を避けるように隧道がひっそりと開口している。
外見はこの辺りではよくある隧道に見えるが…
天井が低いうえに中が微妙に曲がりくねっており、写真映えする。
壁面がほとんど崩れていないのもポイントが高い。
北側坑口は切通となっており薄暗い。
こちらから隧道に進入するのは勇気が要りそうだ。
少し下るとごく普通の集落の道となる。
再び隧道を通り抜け、南側に戻ってきた。南側坑口近くには道祖神と思われる小さなお地蔵様を安置するスペースがあった。素朴であるが、今後とも末永く残ってほしい素掘り隧道であった。