今回も過去の記録の寄せ集めであるが、塩原地区には数多くの滝がある。これらをメジャーなものは除いてまとめていきたい。地元民でも知らない滝も多くあるかも?
①梵天の滝
国道400号旧道から回顧園地に入る。
階段でトンネルの上まで登っていく。
遊歩道を少し歩くと、立派な滝が見えてくる。
これが梵天の滝だ。かなり見ごたえがあり、あまり知られていないのがもったいない。遊歩道を数分歩くだけで到着するので、もっと観光資源として活用してもいいのではないか。
※2023年現在、遊歩道の梵天の滝より西側の遊歩道は通行止めとなっているため、このアングルで滝を見ることはできなくなってしまった。東側からなら梵天の滝までくることができる。
滝の真上を飛び石で渡る。
別アングルから。
②回顧不動尊の滝
梵天の滝からさらに遊歩道を歩くとたどり着く。
こちらもなかなか綺麗な滝だ。
③仙髭の滝
国道400号旧道は通行量も少なく、ゆっくりと紅葉を眺めることができる。
400号沿い三滝の一つ、仙髭の滝。この日は水量が少なかったが、水量が多くなると、岩肌を白く這う様子が仙人の髭のように見えるのであろう。
2023年の様子。比較的水量が多い時期は見ごたえがある。
④連珠の滝
国道沿い三滝の一つ。お手軽に見ることができる。
2023年の様子。
⓹猿臀の滝
国道400号沿い三滝の一つ。木々に隠れて見づらい。
落葉期になると滝の全貌を見ることができる。
⑥七弦の滝
ホテルの真下から落ちる滝。ホテルの排水のように見えてしまうが、れっきとした滝である。
⑦常楽の滝
妙雲寺境内にある人工の滝。小ぶりだが流れは美しい。
⑧抛雪の滝
ほうせつのたきと読む。竜化の滝・風挙の滝の下流にある滝で、竜化の滝遊歩道からはほぼ見えない不遇な滝である。
国道400号から車に気を付けて鑑賞することになる。
⑨吉井滝
国道400号弁天橋から見ることができる。水量は少ない。
落葉期になると滝の全貌をよく見ることができる。
⑩珈雲の滝
留春の滝の対岸に流れる滝。塩原渓谷歩道から眺めることができる。無名の滝として扱われることが多い。
2023年の様子。ちなみに、上述の猿臀の滝の直下流にあたる。
おまけで留春の滝の写真も貼っておく。
⑪要害の滝
ウトウ沢川が箒川に合流する直前にある滝。周囲は河川公園となっているが、温泉街からは離れており知名度は低い。
塩原特有の堆積物地層を見れるらしく、地層が好きな方にはたまらない場所となっている。かなり立派な滝で、梵天の滝と並びもっと知名度が上がってほしい滝である。
⑫上滝
元湯温泉の近くを流れている滝。赤川渓谷線歩道のハイキングと併せて訪れるとよい。
赤川渓谷線歩道は新緑が美しく、爽快だった。紅葉の時期もおすすめだという。