前回の房総素掘り隧道探訪から約4年弱、満を持して第2弾として遠征に向かった。
今回は非常に狭い道が多いので、バイクで向かった。
自宅からだとかなり距離があるので、一日目はまず木更津に向かい宿泊。
翌日にお目当てのトンネルを一気に回ることにした。
最初のトンネルに向かう前に、小湊鉄道の飯給駅で小休憩。難読駅名でもあるここには、ある珍スポットがある。
その前に、キハ40系が到着したので急遽撮影。
そして、ここにある珍スポットとは「世界一大きいトイレ」。本当に世界一大きいかどうかは分からないが、話のネタにはいいスポットである。使用中時以外はドアが開けてあり、自由に見学できる。なお、女性用のため男性は用を足すことはできない。
さて、素掘り隧道へ向かおう。車一台がようやく通れる細い道を行くと、第4種踏切が。第4種踏切を車両で通過するのは初めてだ。
最初の素掘り隧道、柿木台第一トンネルに到着。小さな案内板がある。特徴的な、将棋の駒のような形をした断面は「観音掘り」と呼ばれる日本古来の掘り方である。
この独特の断面と質感。これぞ房総だ。
上部からの圧力を左右に逃がすためにこの形になっているらしい。様式美に見とれる。
ここから先はかなり道の状態が悪くなり、あまり車が通っていないと推察される。
お次は柿木台第二トンネル。周辺の地層と相まって独特の景観を形成している。じっと眺めていると吸い込まれてしまいそうだ。
写真だと伝わりづらいが、地層の模様が放射状に広がっていて美しい。
いつもの画角。
反対側は草が垂れ下がっていた。
お次は永昌寺トンネル。北側は普通の断面だ。
中に進むと、観音掘りの美しい断面が。一部崩落した跡が見られるので慎重に進む。
南側は見事な観音掘りの断面を見せていた。
お次は近くの変わった素掘り隧道と、一部で有名な珍スポットに向かう。