のら松の旅日記(ブログ版)

鉄道・登山・県道標識収集の総合旅行記

奥米隧道(奥米トンネル)【房総素掘り隧道探訪シリーズ】

お久しぶりです。

転勤とそれに伴う引っ越しのため休日を含めバタバタしてしまい、更新が滞ってしまいました。

今回は平成最後の記事として、昨年の年末に行った房総半島素掘り隧道めぐりから、トンネルを一つずつ(トンネル一つにつき一記事)紹介したいと思う。

 

まず最初は千葉県君津市の奥地にある三島ダムの近くにある、奥米トンネルだ。

ここは完全な素掘りではなくコンクリ吹付だが、異界への入口のような雰囲気に圧倒されるであろう。その雰囲気からか、心霊スポットとしてよく紹介されている。

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 細く曲がりくねった三島ダムを赤い橋で渡った先にトンネルはある。

 

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三島ダムの水量は少ない。

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いざトンネルの中へ。すでになかなかの雰囲気だが、これはまだ序の口だった。

すぐ奥に出口があり、あっけなく外に出る。

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トンネルの先にまたトンネルが。

実は、奥のトンネルも「奥米トンネル」なのだ。

どういうことかというと、もともと一つのトンネルだったのが途中で崩れて二つに分かれてしまったらしい。

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もう一つの奥米トンネルへ。出口が見えない。

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そして今度はかなり長く、細かくグネグネと曲がりくねっている!

なんだこれは!

冒頭にも述べたが、まるで異界への入口のようだ。

興奮しっぱなしてシャッターを切る。

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なんとここには横穴が2つもある。トンネル内の水を抜くためにあるようだ。中を覗いてみると、奥に三島ダムの湖面が見えた。

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南口までたどり着いた。

最後に特筆すべきことは、この道は奥米集落への生活道路として、結構頻繁に車の往来があることだ。ただのキワモノではなく住民の生活を支えるインフラとして今も活躍を続けている。

私は徒歩で写真を撮りながらトンネルを通り抜けたが、いったん戻り、自分の車でもう一度通り抜けることとした。なかなか新鮮な気分だ。

 

三島ダムのほとりには、もう一つ超キワモノの隧道がある。

令和最初の記事ではそちらを紹介しよう。

 

追記:いつの間にか、当ブログのアクセス数の3分の1以上を誇る大人気記事に成長したため、房総素掘り隧道探訪シリーズのリンクをすべて貼っておきます(訪問順)。

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