前回記事の続き。
突然目の前に現れた小さな素掘り隧道。
千葉県にはこのような人道サイズの「二五穴」が多くみられるが、千葉県以外で見られるのは珍しい。
横穴もある。
外を見ると、バルブのようなものがある。
この隧道の正体は、取水堰を操作するバルブに行くための人道隧道である。
中は若干曲がりくねっており、手作り感を感じる。
出口を振り返る。
右側を見ると瀞の大滝が。しかしこの滝、なんとただの砂防堰堤である。
さすがに砂防堰堤を「滝」と称しているケースは初めてだ。
しかも木々に隠れているし。
左後方から道が合流し、案内板が現れる。
このまま進むと村営キャンプ場に出て終点となる。
ここで左後方に引き返す。
こちらの道は終始ダラダラとした上りで、途中に村道の分岐がある以外は特にいうことはない。
那須見台分岐まで戻ってきた。駐車場まで戻り、熊のすべり台入口まで来た。
入口から300mほどは平版な道を行く。
途中に崩落個所があるが、歩行者が通れる幅は確保されている。
平坦な道が終わり、急に猛烈な急角度の梯子を下りる。サンダルなどでは歩行不可だ。
熊のすべり台に到着。その名の通り岩を滑り落ちるような滝で、正直、西の郷遊歩道のメイン扱いされている一休みの滝よりも見ごたえがある。
さて、これから遊歩道のメイン部分に行く。
ここの遊歩道はどこも急な梯子で渓谷に直接降りるスタイル。古い設計の遊歩道であることがうかがえる。
夫婦滝。上から見下ろすので迫力に欠ける。
お次は一休みの滝への道。こちらもハイキング装備以外お断りの桟橋。
最後はやはり急な梯子。
阿武隈川合流点に到着。
阿武隈川は美しい蛇行を見せる。
合流点の上流側には一休みの滝が。阿武隈川に合流する前に一休みつくという意味合いがある。
お次はおろちが滝。
今までよりもさらに急な梯子を下りる。下が見えない。
このえげつない勾配の梯子を下ってきた。
おろちが滝。
滝の上部は、狭い溝に流れが収まるようになっている。
梯子で渓谷を脱出、今回のハイキングは終了した。