のら松の旅日記(ブログ版)

鉄道・登山・県道標識収集の総合旅行記

【企画】栃木県最東端の道を一筆書き(後編)・桧山沢の不動滝

noramatsu.hatenablog.com

前回の続き、県道29号に出たところからスタートする。

東に向かい、県境1km手前で県道274号牧野大沢線に入る。

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のどかな風景の中を通り過ぎ、県道171山内上境線に入る。この2本の県道がこの辺りでは険道として君臨している。

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車1台がようやく通れる幅となる。

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バイクと車の離合も困難な道を進み、狭路区間を抜けると十字路に出る。

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県道は右折だが、ここはさらに東に行きたいので直進。

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軽い山越えの後、再び県道171号に戻る。

県道をさらに南下する。県境までわずか数十mの場所もある。

国道123号に出て、短い距離走った後すぐに県道212号赤沢茂木線に入る。

なお、県道との分岐には標識がないので注意が必要だ。

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この道もなかなかの険道であるが、すぐにこの県道は別れる。

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Y字路を右折。さらに道幅が狭くなる。

那珂川の支流、逆川を渡り、狭い林道に入る。ここが2番目の難関だ。

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軽トラ幅の道を走ると、橋があり上流側から滝の音が聞こえる。

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踏み跡があり、滝の目の前に出ることができた。

なかなか立派な滝だ!

後で調べたところ、桧山沢の不動滝というらしい。

マイナーな滝だが、滝らしい姿をした滝だ。

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狭いながらも特に問題なく山越えをして、県道291号下伊勢畑増井線に出る。

左を見ればもう県境が見える。

ここは右折。しばらくは1車線の狭路を走る。

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途中、最東端を極めるために生活道路を経由したりして、県道51号に出る。

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県道が大きくカーブするところで左に曲がる。

道幅は広いが寂しい雰囲気の道を行くと、林道高田新田並柳線の入口に到着する。

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ここからはひたすらワインディングロードを走る。アカマツが多く、今回の企画の序盤の林道よりかなり明るい雰囲気である。延長が長く、快調に飛ばしていく。

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途中、ふもとを一望できる場所があった。思った以上に山深い。栃木県の南東の果ての地といった雰囲気を強く感じた。

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今回の旅随一の好展望にしばし立ち止まり写真を撮った。

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ふもとに降りてきた。左後方はミツマタの群生で有名な焼森山の登山口となる。

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ここは右に行く。

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少し行くと左後方に分かれるY字路が。見逃して通り過ぎないように注意。

上の写真で左奥から来て右奥に行く。

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林道辰沢線へ。ごく普通の狭めの林道だが、ミツマタの時期は地獄絵図となりそうだ。待避所もほとんどない。

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林道を下りきり、いい里さかがわ館に到着。農産物直売所とレストランがあり、休憩にちょうどいい。

休憩後、県道1号を南下し県境近くへ。ここからはもう西に行く道しかないので、最東端というコンセプトから行けばここで終点であるが、せっかくなので林道をもう一本走ろう。

斎藤南端地点から西に行き、最後の林道である小貫深沢線を走る。

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圧迫感のある切通しが印象的な道だ。

 

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県道286号に出て今回の企画は終了となった。普段通ることのない道ばかりのためとても新鮮なツーリングだった。