前回記事で、加波山山頂に向けて登り始めたところからスタートする。
登り始める前、なんで拝殿が2つ並んでいるか疑問に思ったが、後で調べたところ左が加波山神社(中宮)拝殿で、右が加波山三枝祇神社親宮拝殿である。この先、この2つの神社に関連するお宮が次々に現れるが、当時はそれを知る由もなくすべて一つの加波山神社の末社だと思っていた。この2社は対立しているらしい。
最初は石段だったが、岩混じりの道に変わる。
岩場が現れた。手すりがあるが足を滑らせないように注意が必要。
岩場を登りきると最初に現れるのが、加波山三枝祇神社親宮の本殿(写真なし)。そのすぐ先には変わり種のたばこ神社が現れる。
道が緩やかになり尾根伝いに行くと、加波山神社中宮本殿が山頂のやや北にある。
さらに進むと加波山三枝祇神社本宮本殿に到着。本宮の前には巨大な石が点在しており神秘的な雰囲気だ。
山頂は本殿の裏側にあった。
三角点は本殿の脇にあった。
下山し、加波山の北側に続く未舗装路を上る。
道の終点には電波送信所と東屋がある。ここで急に雨が降ってきたので東屋で雨宿りした。
雨が弱まった隙に、東屋からすぐに行ける燕山を往復。
階段を少し下って登ると燕山山頂に到着。途中に茨城放送の送信所がある以外は特に何もなかった。
雨が止むのを待ち、丸山林道に下ってきた。
路線名がいつの間にか林道岩の上線に変わるが、それに気づくこともなく一気にふもとまで下ってきた。
県道140号に出て左に曲がりすぐ右に曲がると北筑波稜線林道に入る。一本杉峠までの林道と名称が同じだが、同一路線かどうかは不明だ(間に丸山林道と岩の上線を挟むから別路線か?)
入口には「板敷山道」と書かれた大きな石碑が。序盤は板敷峠まで登る道になる。
登り始めると7000m先二輪車通行禁止の看板が。ずいぶん先の案内だが、これは林道終点の道祖神峠で接続する県道42号のことだろう。
板敷峠を過ぎてさらに上ると、右にコンクリート舗装の道を分ける。こちらのほうが道は立派だが、林道は左折。
堆積物が目立ち、通行量が多くないであろう路面を通っていくと、右側が突如明るくなる。思わずバイクを停めた。
ここは吾国山フライトエリアというハンググライダー発着場だ。ということは…
もちろん景色がいい!!
水田を挟んで、雲にくすぶる加波山を望むことができた。
もう少し上ると鞍部となり、吾国山への登山道を分ける。
ここからは下りとなり、今泉吾国線との分岐を過ぎて道祖神峠に着く。
道祖神峠を通る県道42号は二輪車通行禁止である。そのため、バイクは引き返すしかない。
というわけで先ほど通り過ぎた分岐まで戻り、今泉吾国線に入る。
今泉吾国線はあまり特徴のない、ひたすら吾国山の山腹をトラバースする道である。
こちらもあまり利用されていないようで堆積物が多く、特に西側は横断側溝のふたがなくなっている(盗難か?)危険箇所もあった。
これにて加波山と吾国山を縦断するツーリングは終了。帰路についた。