この日のメインディッシュとして、福島県浜通りの険道として名高い、福島県道250号下川内竜田停車場線と県道249号上戸渡広野線を一気に走破していく。
こちらが福島県道250号の起点。すでに険道のオーラを隠しきれていない。
早くも不穏な空気が。通行止の看板と交通規制案内が。
通り抜けることはできないのか。実際に行って確かめてみよう。
まだ序盤も序盤だが、なかなかの狭さだ。
集落を1つ抜けると完全に林道クラスの道となる。
タイトなヘアピンもあり、魅せてくる県道だ。
狭い道の走行に慣れてきたころに分岐が現れる。
まさかとは思うかもしれないが、県道はこの分岐を左折する。
左折した先は…
強烈な狭さだ!!
セローの全長は約2.1mなので、道幅は2.5m程度しかない。
ここからがこの県道の真骨頂だ。美しい森林の中をくねくねと走っていく。森林の手入れがよくされているからか、不思議と閉塞感はなかった。
ところどころは防災工事が行われており、放置された県道というわけではなさそうだ。
地理院地図で滝マークがあるところに来た。残念ながら角度の関係で落ち口しか見えず、名前があるのかも不明である。
路肩が崩れ、乗用車が通れるギリギリの幅の場所もあった。
林が美しく、気温もちょうどいいこともあって非常に快適なツーリングとなった。
この県道の象徴的な民家が現れた。前後を深い森に囲まれているなか、ぽっかりと穴が開いたようだ。
民家を過ぎると、とうとう楢葉町に入った!
楢葉町に入って間もなく、狭路区間は終了。突然道幅が2倍以上に広がった。
反対側から見ると強烈である。
知らずにここに迷い込んだ人はほぼここで引き返すだろう。
拡幅区間は木戸ダムとともに整備された区間で、現在は主に乙次郎(おっとじろう)集落の生活道路となっている。
木戸ダムに到着。小休憩した。
下流側には木戸川渓谷が広がる。
この後国道6号に出て、前日も訪れた道の駅ならはで昼食をとり、県道249号上戸渡広野線へと向かった。(下記記事につづく)