のら松の旅日記(ブログ版)

鉄道・登山・県道標識収集の総合旅行記

【企画】栃木県最東端の道を一筆書き(前編)

最近のご時世柄、他県に気軽に飛び出せない状況が続いている。

そんな中思いついたのが、県境ギリギリの道をたどる今回の企画。

最北端・最西端は山間部であまり端っこ感がなく、最南端は住宅街の中で複雑なルートとなるうえあまり面白みがない。ならば最東端をたどってみようと思う。

未走破の林道を数多くたどれるのも今回の魅力だ。

ルートは以下の地図の通り。

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© OpenStreetMap contributors

那珂川町大山田上郷をスタート地点とした。これより北、大田原市那須町は県道やすでに走った林道をたどるだけとなり面白みがないからだ。

 

なお、ルールは以下の通りとする。

・一筆書きというルール上、通り抜けられる道のみを対象とし、行き止まりの道は対象外とする。

・一般的な車が通れる舗装路のみを対象とし、登山道や作業道は含まない。

 

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国道461号から林道月出ヶ沢線に入る。栃木県最東端という一貫したテーマであるが、実際は非常にマイナーな道をつないでいくことになる。そのため入口が分かりにくい場所が多く、地図とにらめっことなる場面が多かった。

意外と山深い場所を通る。堆積物があるのでスリップに注意。

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峠を越えれば生活道路となり、やがて国道461号に出る。

次の道は仁中農道。この道は舗装路ながら非常に幅が狭く、軽トラでもギリギリの幅である。

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路面の中央に草が生えているが、一応舗装されている。

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砂利が浮いていたり路上を水が流れていたりするため、バイクでも注意が必要だ。

仁中隧道を抜ける。この隧道は単独記事で詳しく解説している。

noramatsu.hatenablog.com

なお、この道には隧道を迂回する旧道とおぼしき道もある。せっかくなので通ってみた。

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はじめは未舗装の農道のような道だ。

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ここが峠。未舗装かつ路面のぬかるみが酷く、普通車の通り抜けは困難としてカウントしなかった(先ほどの仁中農道も軽以外の普通車が通るのはかなり厳しいが)。

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この後はしばらく県道232号を走る。途中で道幅がかなり狭くなるので走行には注意が必要である。

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鷲子山上神社が左に分かれる。実はこちらが県道。直進の車道は那珂川町道となる。

地理院地図では町道は書かれていないが、県道は破線の徒歩道として描かれている。

すぐに突き当りとなり、県道232号に合流する。左はすぐに鷲子山上神社だが、県境を越えてしまう恐れがあるので今回は割愛した。

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県道を下る。道幅は狭いが舗装はいい。

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国道293号に出たら左折。

伴睦峠を越えると立体交差のようになるところがあり、そこを左に降りる。

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国道を見上げる。まるで高速道路のようだ。

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今回は橋の下を潜るのではなく、その先の怪しげなボックスカルバートを潜る。

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本日4本目の山道。車が通っている形跡がなく、道一面が緑色に着色されている。

下りきったところには記念碑があり、林が入林道ということが分かった。

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のどかな山村を下り、5本目の山道に突入。

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ごく普通のゆるい峠道で石倉大沢線を走破し、県道29号に出る。

 

↓後編に続く!

noramatsu.hatenablog.com