房総素掘り隧道探訪シリーズ第2弾は、全国の数あるトンネルの中でもキワモノ中のキワモノで、テレビにも出たことがある梅ノ木台1号隧道である。
Googleマップ上では「三島ダムL字素掘りトンネル」と書かれているため、そちらの名称のほうが有名かもしれない。
秘境にあるのかと思いきや、調べてみると意外と訪れやすい場所にあることがわかった。
カーナビを三島ダムに設定し、三島ダムの駐車場に車を停める。駐車場にはトイレもある。
トンネルには駐車場から歩いて数分でたどり着く。
ダムの上を歩いていくと、目の前には何やら禍々しい岩肌が。
非常にいい雰囲気のアプローチ。気持ちは最高潮だ。
坑口とご対面。
ダムほとりの遊歩道のようだが、この先には人家があり、立派な生活道路である。
しかし、中に入ると、生活道路であることが信じられなくなるような構造をしている。
それでは中に入ろう。
中は最近コンクリで補強されたようだ。
さて、出口が見えないが、この先特異点にたどり着くこととなる。
隧道が途中で直角に曲がっている!!
カーブというよりは本当に直角である。軽でもこの直角カーブを曲がるのは難しい気がする。
これが現役車道のトンネルとしては大変貴重な、直角部分の壁面である。
曲がった後間もなく出口となる。こちら側はきれいに補強されている。
外に出た。車道用としては本当に最小限のサイズだ。
梅ノ木台1号隧道だけでもお腹いっぱいだが、このすぐ先にもとんでもない隧道が待ち受けている。