小浦海岸を後にした私は、3か所の川廻しを巡ることにした。
まず1か所目はいすみ市山田五区の川廻し。ここは固有の名称がないようでネット上ではこう呼ばれている。
いすみ市の山田五区交差点のすぐ近くに山田源氏ホタルの里駐車場があり、ここをお借りする。
駐車場のすぐ北側に大門橋があるが、その真下に川廻しがある。知っていないと確実に通り過ぎてしまう場所だ。
まずは上流側から見てみる。ここではヤギが飼われており、川廻しを見ようとすると近寄ってくる。
上流側から橋と川廻しをセットで見る。
川廻しを拡大。おそらく千葉県で唯一のメガネ型の川廻しである。川廻し単体でも非常に見ごたえがあり、観光名所になってもよさそうな場所だ。
しかし、水を流すだけなら穴は1つだけでいいはずなのだが、なぜ2つも穴を掘ったのだろうか。
この珍しい川廻しを間近で見るべく、下流側に回る。
山田五区交差点近くの農家の脇のあぜ道を通る。公有地か私有地か怪しいので写真は載せないでおく。すると落石注意の看板とともに川の中に出られる場所がある。
上流側を見ると、メガネ型の川廻しが!!!
実に珍風景だ。
続いては川廻しの滝として知られる田代滝に向かう。
手作り感あふれる看板がお出迎え。この先車で行くのは厳しいので歩いていく。
農道の中を歩く。
この手前までは軽自動車なら入ってこれそうだ。奥は山道となる。
じめじめした山道を歩く。なお、夏場はヒル大量発生地帯になるため、冬場に訪れよう。
川に降りる。奥に田代滝が見えてきた。
川の中の石を渡り、田代滝に近づいた。人工の滝とは思えないほど周囲になじんでいた。
続いて穴の口と呼ばれる川廻しに向かった。
対向車とのすれ違いが困難な県道81号を南下し、広い場所に車を停める。
ため池の脇に階段があるので、それを下る。
さらに、右下に見える崩れた階段を下れば川まで下ることができるが、滑りやすいので要注意。
穴の口の正面に来た。名前の通りぽっかりと口を開けたような見た目だ。真っ直ぐ奥まで見通せて美しい。
しばし美しい風景を眺めた後、次の目的地に向かった。