のら松の旅日記(ブログ版)

鉄道・登山・県道標識収集の総合旅行記

栃木県の白看

今回も過去の小ネタの寄せ集めとなる。

 

案内標識といえば、現在は青地に白文字のものが一般的である(標識ファンからは青看と呼ばれる)が、昭和25年から昭和46年までは白地に青文字、そして赤い矢印であった。現存数は少なく、標識ファンからは「白看」と呼ばれて愛好されている。

 

そんな栃木県の「白看」を集めてみた。

まずは白看集中地帯の那須町伊王野地区から。

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国道の旧道と県道の交差点に白看が佇んでいる。

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年季が入っているが、旧道ということもあり当分安泰だろう。

 

交差点の反対側にも白看がある。

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こちらはオーバーハング型で非常に貴重なものだ。状態も良い。

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青空に白が映える。

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なお、何度も出てきている「坂本」は県道28号と県道60号の分岐付近の小字である。

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お次は急に場所が飛んで、栃木県佐野市

田沼町の市街地の北西側の脇道にある。場所を知っていないとまず気づかない影の薄さだ。

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色合いも周囲に溶け込んでしまっている。

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お次は佐野市街地、佐野小学校北側にあるオーバーハング白看だ。

奇跡的に残っていると言える。

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続いて烏山線無人駅、鴻野山駅前の白看。

色褪せすぎて、下の写真を見てもどこに白看があるか気づかない人もいるだろう。

もはや白看ではなく茶看である。

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なんとこの白看、鴻野山をKONOSANとスペルミスし、あとでKONOYAMAに直した跡がある(その直した跡が消えてKONOSANAになってしまっているが…)。混乱しそうな看板だが、そもそもよっぽど注意しないと気付かないので問題ないのか。

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おまけで鴻野山駅の写真を。どこか心落ち着くのどかな風景である。

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お次は黒磯駅近くの白看。こちらもオーバーハング式かつ状態の良い貴重な一品である。

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撮影当時逆光が酷かったが、持っているカメラの逆光補正機能が活きる場面となった。素晴らしい。今のカメラでよかった。

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お次は氏家駅東口近くの白看。
奥州街道沿いであり、古い道に白看が多いことをよく示している。

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お次は宇都宮市徳次郎町。日光街道から一本道を入ると、状態の良い白看が残っていた。

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なんでこんなところに!?と思う位置にあるが、どうやらこの道は旧国道293号らしい。今では信じられないくらい細い道だ。二重の驚きがある白看であった。

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お次は鹿沼街道の宇都宮・鹿沼市境。

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白看のカントリーサインがひっそりと立っている。

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近くには新しいカントリーサインが立てられ、こちらは忘れ去られたような存在だが、貴重な存在であるため、これからもひっそりと生きながらえてほしい。

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最後は益子町七井にある白看。こちらは劣化が激しく、存在を知ってないとなかなか見つけるのは難しい。

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もはや案内看板として全く機能していない状況であるが、少しでも長く生き残ってほしいものだ。

 

たぶんこれで栃木県内全部紹介したと思う。今後新たに見つけたら追記していく予定だ。