大小山は足利市に位置する非常に人気のある山であるが、今回は大小山から東に延びる尾根をたどり、西場富士まで歩こうと思う。
上の地理院地図で、真ん中に位置する神社が阿夫利神社で、ここから西側の主尾根に登り、三角点のある大小山(現地では「妙義山」表記)に登り、東側にある159.2m峰(西場富士)へと周回する。
本日は大小山駐車場もほぼ満車で、人気の高さがうかがえる。阿夫利神社にお参りし、歩き始める。
大小山までは一般的なコースを歩くつもりだったが、阿夫利神社から左の沢沿いに歩き出してしまった。少し歩くと、石尊の滝が現れる。
森の中の道となる。昔登った道と違う気がするが、記憶違いだろうか。
あれ、見たことない感じの尾根に出てしまった。ここでミスコースを悟る。このルートはメインコースの南側の支尾根を登る滝コースと呼ばれる道である。
ミスコースではあるが、登ればメインの稜線に出られるのは間違いないし、新しいコースを開拓できるのは思わぬ発見である。
足利の山らしい岩がごつごつした登りだ。これは楽しい。
メインの稜線(南尾根)に出た。左に行くと南尾根をたどって大久保町に行ける。こちらも非常に気になっているルートなのでいつか歩いてみたい。今回は右へ。
ここからの尾根歩きは絶景の連続だった。素晴らしい。遠回りして良かった。
大小の文字と、大小山に登る人がくっきり見える。
これから登る西場富士も、東側に続く尾根の先っぽの方に見えた。
かなり本格的な岩場が現れた。
登りきると素晴らしい眺望が得られる小ピークに到着。休憩にちょうどいい。
これから登る大小山(鷹巣山)(右側)と妙義山(左側)も目前に広がる。
さらに進むと分岐が。右から登ってくる道から来るはずであった。
さらに一登りで大小山に到着。ここで一息整え妙義山を目指す。
この先が一番きつい岩場となる。注意して登りきると…
妙義山山頂着。360度の大展望が得られる。
大坊山方面。かつてここ妙義山から尾根をたどっていった。また歩いてみたい。
ここから東側の尾根を下りていくが、登山者が多く写真はあまり撮らなかった。
上の写真は西場富士への分岐。ちゃんと西場富士を案内する看板があった。
分岐後は静かな尾根歩きになる。やはり山歩きはこうでなくちゃ。
妙義山を振り返る。
展望の良さそうな岩場が現れた。
岩場からは中央奥に双子になっている小山が見えるが、右が多田木山で左が岡崎山である。
この展望岩場からの下りが、キレット(尾根が切れ落ちた場所の意)と呼ばれる鎖場が現れる。足場は豊富なので特に難しくはない。
鎖場を過ぎ、急登を登り返すと(ここにも鎖はあるが正直必要ない)再び平坦な道となる。
赤見方面への道を分けると西場富士への最後の登りとなる。
山頂到着。小さな祠があった。
三角点前にはベンチも整備されている。
山頂からやや急な下りを行くと、西場百観音方面と稲荷神社方面への分岐が現れる。
今回は稲荷神社方面へ。
稲荷神社にお参りし、鳥居まで下ってきた。
最後に西場富士を見上げる。なるほど、確かに富士と呼びたくなる山の形だ。
この後は徒歩で大小山登山口に戻った。