のら松の旅日記(ブログ版)

鉄道・登山・県道標識収集の総合旅行記

雲雀鳥屋

雲雀鳥屋(ひばりがとや)は宇都宮市多気山の北側にそびえる標高362mの山である。

この山は私がまだ子供の時に、その変わった名前につられて、今ほどネットの情報が多くない中、西側から藪を突破して登頂した記憶がある。

そんな雲雀鳥屋は登山道のない藪山だと思っていたが、踏み跡のある登山ルートがあることをネットで知っていたので、登山を決行することにした。

山の南側を通る下野萩の道から、権現神社への参道の階段を上る。

 

権現神社の裏手に回ったら、薄い踏み跡を登っていく。最初は踏み跡が薄くルートから外れやすいが、高いところを目指して登ればいずれは元の踏み跡に戻る。

ところどころにテープが付けられているので安心して登れる。

最初のピークに到着。ここから先は踏み跡が薄く、最初は西の方に下ってしまった。間伐された木や枝が転がり歩きにくい斜面に迷い込んでしまった。他に道らしきものは見えなかったのだが…

最初のピークに登り返して周囲を見ると、山頂の方向に下っていく非常に薄い踏み跡を発見。ここは最初のピークを目の前に鋭角に右に折れる必要があるため、初めて登るとまず見逃してしまうであろう。そして肝心な場所にテープがついていない。

かなり急な斜面を下るとはっきりとした踏み跡が現れる。あとはこれをひたすらたどればよい。

2つ目のピークを超え、時々作業道が現れるがそれに引き込まれずにひたすらまっすぐに登れば山頂に着く。

非常に地味な山で、写真を撮ってもほとんど同じ風景なので写真は少ないが、思い出深い藪山であった。