今回は会津若松に1泊2日でツーリングに出かけた。
大きな目的は2つ、有名ダート林道の一ノ渡戸四ツ屋林道を完走すること、そして情報の少ない謎の大規模林道を調査すること。
その前にまずは腹ごしらえ。有名店の牛乳屋食堂でミルクみそラーメンとソースカツ丼のセットを頂く。かなり待ったが、その間に芦ノ牧温泉駅の猫駅長等を見たのでそれほど退屈はしなかった。
本ブログでいきなり食事の画像が出てくるのは珍しいが、それだけ心待ちにしていた場所ということだ。
さて、腹を満たしたところで満を持して出発。まずは闇川地区へ。
国道121号を外れ、山の中の一本道を約4km走る。本当にこの先に集落が?と思い始める頃に闇川(くらかわ)地区に到着。
広域基幹林道一ノ渡戸四ツ屋線の看板を左へ。一ノ渡戸は山の向こう側の集落名で、四ツ屋は闇川地区の集落名なので、こちらが終点なのだろう。なお、最初は手前にある枝道を経由して林道に入ってしまったので、いったん終点に戻ってきている。
出発地点で記念撮影。
出だしは雰囲気のよいフラットダート。
思案岳と高つぶり山の鞍部を目指して標高を上げていく。序盤は日常的に使われている感じがしたので安心して走れた。
勾配がきついところはコンクリート舗装となっている。ダートを求めている人には残念だが、やはり日常使いの利便性を優先すべきだ。
何回かペアピンカーブを経て高度を上げると、開放的な景色となってくるが、木が邪魔をして眺望はあまり得られない。しかしこの風景はこの林道独特の景色であり、ここに来たかいがあったと言える。
しかしこの風景に気を取られたのがまずかった。舗装路になり北側斜面に回った時に、路上のコケにタイヤを取られて大スリップ。慌ててバランスを取り何とか転倒せずに済んだ。ヒヤッとした場面だ。標識にも14%~16%の下り勾配とあるように、公道とは規格が異なるので一度転倒したらなかなか止まらず、最悪の場合斜面から落ちる危険性がある。
木々が途切れると、黒森集落の向こうの山が見える。
突然目の前にトンネルが現れたので驚いた。しかも2車線分の幅がある立派なものだ。前後の様子と明らかに不釣り合いであるが、この幅で林道を通す計画があったのだろうか?
恒例のトンネル内部写真。照明はないもののしっかり2車線分の幅がある。というか前後にまともな道がないのにどうやって掘ったのだろう?
続いて立派な橋が。今まで標識とカーブミラー以外のまともな構造物がなかっただけにこの変貌っぷりは驚きである。橋のたもとには東屋まであるので休憩には最適だ(今回は通過)。
上記の橋を通過してからわずか1分後に、林道はあぜ道以下の状態になり下がった。
これが林道の醍醐味であり恐ろしさだ。完全に走破できるまで全く油断できない。
あぜ道区間を攻略すると再び平易なフラットダートに。そのまま高つぶり山の山腹を巻いていくと黒森林道との分岐に到着。左が黒森林道、右が一ノ渡戸四ツ屋林道だ。
一旦黒森林道を走る。何かあった時のエスケープルートを確保したいためだ。黒森林道は全長1kmもない非常に短いダート林道で、問題なく舗装路に出た。これで脱出路を確保。なお、戻る途中にウリ坊に遭遇した。
一ノ渡戸四ツ屋林道の続きを走る。1か所少し怖い溝があったが、そこを除くと平易なダートで、快調に走っていった(そのため、この区間の写真はない)。
大巣子林道との分岐に到着。こちらも気になるが、今回は直進。
あとはダートの緩やかな下りをだらだらと下り、起点に到着。林道走破!!!
ついでに、地図を見て気になっていた東山大滝を訪れた。こちらはその手前にある小滝。
そして、東山大滝を横から見る。頑張れば滝つぼに降りられるようだが、崖のような急斜面のため今回はやめておいた。
さらに進み、県道終点を経て黒沢林道の通行止め地点まできた。
この先は、安藤峠につながっているが、再開通する日はおそらくないであろう。
ここで引き返し、会津若松のビジネスホテルに一泊。
翌日は謎多き大規模林道に挑む。
↓2日目