栃木県西側(鹿沼~佐野あたり)の林道は数多く走ってきたが、今回はその中でも謎に包まれている真上男丸柏木線をメインに走っていく。
3月中旬に走りに来たときは工事中の看板があった。登ってみると舗装工事を実施中のため引き返した。
4月になって、工事が終わっているだろうと思い再訪。路面がきれいに仕上がっていた。
何度かカーブして高度を上げていくと…
粟野の街を一望することができた!
峠に到達。ここから栃木市に入る。
すると急に目の前が開け、山々が広がる絶景が現れた!!
写真だと伝わりにくいが、このスケール感は栃木県有数だと思う。
この風景を見るためだけにこの林道を訪れる価値はある。
とにかく大規模な伐採地で、目の前の林道は左下に見えるところまで続いている。林道ならではの写真が撮れる絶好の撮影地だ。
この後通過する道が全て見える。
だいぶ降りてきたところで振り返る。結構大がかりな法面だ。
恒例の記念撮影。
さて、この林道には2つの大きな謎がある。
1つ目は、災害で路盤が流出したという情報があったがそれは復旧したのか。
2つ目は、起点付近でどのように採石場と接続しているのか。
2つ目について、本林道の起点は下の写真のようになっている。
完全に採石場の入口なのだ。この先に林道があるなんて、知っていないと絶対に分からない。採石場稼働日に栃木市側から来ることは事実上不可能と言ってよい。林業関係者は何食わぬ顔で採石場を通過しているのだろうが。
大規模な伐採地を抜け、森の中に入ると間もなく、通行止めの原因となったと思われる災害復旧箇所に着いた。まだ工事は終わっていないが車が通過できるスペースは確保されていた。
起点の採石場が見えてきた。
さあ、起点付近の様子は…?!
なんと、本当にそのまま採石場につながっていた。つまり栃木市街方面に抜けるには、この稼働中の採石場を通り抜けなければならない。
というわけで、重機が行きかう中、極力邪魔にならないように通り抜けた。
ここからはおまけになるが、最初に真上男丸柏木線にアタックして撤退した日において、その後走った太平山周辺の林道を紹介する。
まずは山中広戸線。太平山の山並みの北西に位置し、ここから反時計回りに4つの林道を縦走する。
小さな峠越え林道である。
続いて広戸三谷線。山中広戸線と連続しているように見えるが、間に市道を挟む。
馬不入山と大明神山の鞍部を通過する。場所柄不法投棄が非常に多いのが残念。
一旦広域農道に出て、東に進むと左に分ける道がある。これが林道西山田線だ。
観光周遊ルートにも使えそうな道だが、林道で道幅が狭いため、現状チャリ以外はあまり通ってなさそうだ。
清水寺と大中寺にお参りし、ラストは下皆川線。大中寺から太平山神社に抜ける道で、道幅も広く交通量も多い。
今回は雨が降ったため寄らなかったが、太平山の名物厚焼き玉子と焼き鳥が非常に好物なので再び訪れたいと思う。