のら松の旅日記(ブログ版)

鉄道・登山・県道標識収集の総合旅行記

林道横平線・小川沢線と百川三段の滝

なかなか外出できない時期に書いた「走ってみたい林道」の記事が佐野市版、鹿沼市版ともに好評だ。

noramatsu.hatenablog.com

やはり外出して林道を走りたいという需要と、台風19号の影響により、実際に通れるかどうか気になるという需要があったのだろう。

 

さて、寒くなってはきたがまだまだ林道シーズンは終わっていない。事実、本日(11月1日)も多くのバイクが県道や林道を走っていた。ここは自治体から情報が出ていない林道の道路状況を発信するのが私の役目であろう。絶好の天気の本日、バイクで飛び出した。

 

さて、まずは県道199号の終点から先に延びる林道(名称不明)。

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昔、受験勉強で疲れ切った時に、心をいやすためにと、誰もいない百川三段の滝を目指して訪れたのを覚えている。

当時は道幅が狭いながらも普通に車で来れた記憶があるが、今回は台風19号の影響でかなり路面が荒れていた。一応車でも来れないことはないが(実際、終点に車がいた)、車高の低い車はやめておいたほうがいいだろう。バイクもハンドルがとられないよう慎重に走る必要がある。

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しばらく走ると、左側に滝が見えてきた。無名の滝のようだが、岩の褶曲とのコントラストが印象的だ。

 

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無名滝のすぐ上流に百川三段の滝を発見。流木が引っ掛かっているのがもったいない。小規模だが綺麗にまとまった滝だ。小さな観瀑台もある。

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滝の脇には素掘りにモルタル吹付のトンネルがあり、この林道のハイライトなっている(写真はトンネルを通り抜けてから振り返ったところ)。

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この先は間もなくゲート閉鎖で終点となる。

 

さて、本日1つ目の林道、①与州加戸沢線。

(番号は前記事とリンクしています。林道の概要もそちらからどうぞ)

↓前記事

noramatsu.hatenablog.com

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上永野地区と中粕尾地区を結ぶ完抜林道だが…

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工事により通行止め。

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法面が大きく崩れており、復旧には時間がかかりそうだ。

 

お次は②羽遠線。

入口から通行止めの表示が出てしまっている。

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一応、行けるところまで行ってみた。

復旧工事の真っ最中だった。来春には通れそうだ。

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お次は、前記事で紹介するのを忘れていた林道横平線。

近くに前日光線があるので影が薄いが、上粕尾地区と入粟野地区を結ぶ完抜林道だ。

尾根を大きく回り込むので距離がある。

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入口付近の印象的な橋。通行止めの表示はない。行けるか…?

ぐんぐん登っていくと…

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尾根を超えたあたりで景色が開け、石裂山の険しい山並みが見えた。

ここで持ってきていた昼食を食べてしばし休憩した。

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本日の記念撮影。

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さらに進むと、もっと景色のよいところがあり、宇都宮市街まで見渡すことができた。

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終点付近は路面が陥没しており、注意が必要。

結果的に、無事完抜することができました。

台風19号の影響が色濃く残る地域で完抜することができる貴重な林道となっている。

 

⑤黄金沢線

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法面崩壊により通行止めの表示。ちなみに、南側入口はチェーンがかけられており通り抜けは完全に不可能。

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最後に、黄金沢線の西側にある小川沢線を紹介。南側入口には「右 古峰山」の立派な道標が。

時々路肩が崩壊している場所もあるが、通り抜けできないことはなかった。しかし、猛烈な急こう配に加え、小石や落ち葉で滑りやすく、おまけに縦断方向のクラックで危うく転倒するところだった。走行はお勧めしない。

 

これにて、林道と戯れた一日が終了した。