※以下の写真は、外出自粛要請が出る前に撮影しています。
福島県川内村に村道ヘキサがあるという情報は前々から知っていたが、その遠さ・行きづらさゆえになかなか足を運ぶ機会はなかった。
ふと思い立って車で約3時間半かけて行ってきたので、ネットでも明らかになっていない川内村道ヘキサの全貌を暴いていこうと思う。
福島県中通りから川内村へ向かおうとすると、小野町までは高規格な道路が続いているが、そこからは。大型車のすれ違いができない道が続く。
一部区間は乗用車でもすれ違いが困難となる。なお、この区間はバイパスが建設中のようであり(「ふくしま復興再生道路」の一部)、今後アクセス性が劇的に改善すると思われる。中通り方面から川内村に行く道が、この県道ともう一本の峠越えの道ぐらいしかないので、後述の十文字トンネル(仮称)と併せ、川内村待望の道路だろう。
狭隘区間を抜け、川内村に入る。県道36号沿いの村道を探すが、ヘキサは見当たらず。
ヘキサを求めてこんな林道にも迷い込んできたが、収穫なし。
そして、役場近くまで出てきたときに、それは現れた。
白く輝いて見えたそれは、普通の県道のヘキサと白・青が逆転している。
新鮮味のある見た目だ。
事前調査ではこの路線と、村役場前の路線の2路線が確認されている。
本日の主要目的は、この2路線以外にヘキサが存在するかを確認することである。
村西部を確認したが成果はなし。地図上では村道と林道の区別がつかないので、いかに早く林道を見極めて林道の無駄な探索を減らすかが時間短縮の鍵となった。
そして、期待していなかった村北部にて…
第2村道ヘキサ発見!これはこの日で一番興奮したと思う。
はるばる来たかいがあった。
両方向に設置されていた。
続いて、村役場前を通り、上川内と下川内の2つの主要集落を結ぶ宮渡早渡線。
歩道付き2車線のよく整備された道路だ。
さて、これでおそらく村道ヘキサは最後だろう。念のため脇道もチェックするか…
と思って脇道に入ったら
え?!
聞いてないんですけど。
なんと、県道と同じ色の村道ヘキサを発見。
しかも、改良済みの道路にしか存在しないと思われていた村道ヘキサが、2車線未満の道にも存在するという衝撃の新事実が判明。
これは道路趣味界における新発見ではなかろうか。
ところで、小笹目とはどこを指すのだろうか、と調べてみたところ、なんと山を越えた先であることが判明。なお、道路地図には表示されていない。
そこまで行くとかなりの時間がかかるが、一応行ってみると、集落の先で災害により廃道状態となっていた。
さて、だんだん日没が近づいてきて、ラストスパートに入る。
下川内集落から国道399号を南下し、山の中に分け入っていくと…
あった!
糠塚は山の中に家が数件あるだけの小さな集落。
そして、この道から分岐する道に…
またまた見つけた!!!
本日はこれで終了。三ツ石は本当に山奥の集落。そこまで行きたかったが、日没によりタイムアウトとなった。
帰りは国道399号で山道を越えていわき市に出た。こちらも川内村といわき市を直接結ぶ唯一の道でありながら、すれ違いができない区間が多く残る酷道である。現在十文字トンネル(仮称)を掘っているので、完成が待たれるところだ。
それにしても大収穫である。これで完璧なレポートを提出できる…
と思いきや
なんと未走行路線でまた村道ヘキサを見つけてしまった!!!
なんということだ。
また3時間半かけていかなければならないのか。
…いや、また川内村に行く機会ができたとポジティブにとらえよう。
せっかくだから近隣の険道巡りと併せてバイクで訪れたい。
次回訪問予定 4月下旬を予定していたがコロナにより未定
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7月18日 公開しました。