のら松の旅日記(ブログ版)

鉄道・登山・県道標識収集の総合旅行記

鎌倉獅子舞・番場ヶ谷探訪

鎌倉は言わずと知れた観光地であるが、鎌倉の面白いところは、随所にハイキングコースがあり、それが観光客の連絡路として機能しているところであると思う。

ブログの記事はまだ書いていないが、今まで極楽寺駅北鎌倉駅の鎌倉大縦断コース(ほぼ葛原岡・大仏コースと同じ。)及び北鎌倉駅六浦駅の鎌倉大横断コース(六国見山~天園ハイキングコース~明王院朝比奈切通し)、祇園山ハイキングコース+衣張山ハイキングコースを歩いている。主要コースはほぼ制覇した形だ。

今回は紅葉狩りを期待してマイナーコースの数々を攻略する。

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天園ハイキングコース獅子舞谷入口。

 

まずは鎌倉駅から二階堂方面に歩き、獅子舞谷の入口に来た。この日は三連休ということもありものすごい人出だ。下ってくる人も大勢いる。

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まさに谷といった地形。

このコースはとにかく足場が悪く、泥でぬかるんでいるので、普段登山をやらない初心者は気を付けよう。私はこの日登山靴できたので問題ない。11月下旬だったが紅葉は全くしていない。12月中旬くらいまで待たないといけないようだ。

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十二所方面への分岐。

尾根に出たら天園ハイキングコースのメインルートを南東に向かう。人で渋滞するほどの人気である。

私は上の写真の分岐を左にそれて、十二所方面に下る。このルートを使う人は少なく、かなり荒れている。朝比奈切通しにつなげるのには最適なルートなのだが。

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暗いけもの道を下る。

下りきったら番場ヶ谷に突入する。

谷を詰めていくように進んでいく。

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左が天園ハイキングコース十二所入口。

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道のどん詰まりまで行くと、これ以上進めないように見えるが、吉沢川沿いに細い獣道がまだ続いている。上の写真だとちょうどハイエースが停まっている裏側だ。

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いきなり藪の中の細道。

すると風景は一変。藪の中のごく細い道となる。藪をかき分けるほどではないが心もとない道をかき分けていくと小湿地帯に出る。

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足元は当然悪いが登山靴のため問題なし。小湿地帯を抜けると道は沢に降り、そのまま沢を遡行する形となる。

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小さなナメを遡行する。

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左に行く道しか見えないが、実はここは分岐。

 小さなナメを越えるが、水量はごく少ないので普通の登山靴でも問題ない。

その先には、水の流れがよどみ、左側に道が上がっていく場所がある。ここは紅葉ヶ淵と呼ばれているらしい。ここも紅葉は全くなかった。

左側にしか道がないのでその道をたどると、岩の下をへつるようになり、道幅が20cmほどしかない極狭のトラバースとなる。

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緊張のトラバースを抜けると、雰囲気のいい場所となるが、吉沢川の支流に入ってしまったようだ。

(このままいくとお塔の窪やぐらに行けるようだった。そこまで行ってから引き返したほうがよかった)

正解ルートは戻ってきたときに分かった。先ほどの左側に上がっていく道のちょうど反対側にもう一つ沢から上がる道があったのだ。下流側から来た場合右斜め後方となるため非常にわかりにくい。

その先は再び上流方向に向きを変えるが、蜘蛛の巣が多いためここで撤退することとした。まっすぐ進めは10分ほどの距離であったが、濃い秘境探検ができた。

(ネットやストリートビュー(なんと、こんな道でストリートビューが公開されている!)によると、この先相当荒れているようなので、再訪するかは微妙)

 

時間が余ったので、この後は前から気になっていた朝比奈切通~鎌倉ハイランドのルートをたどった。その記録はまた次の機会に。