本ブログではいきなり鎌倉最深部の番場ヶ谷と、マイナーコースのやまなみルートに切り込んでいるが、実は鎌倉には毎年のようにハイキングに訪れている。
今回紹介するのはそんな鎌倉シリーズの第1弾、鎌倉大縦断コースと第2弾の鎌倉大横断コースである。
この2つは有名ハイキングコースと大部分がかぶっているのでまとめて紹介する。
【鎌倉大縦断コース】
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南側から葛原岡・大仏コースを歩く場合、普通は長谷駅から大仏を経由して入る。
今回は、極楽寺から大仏切通に向かって真っすぐ伸びる細い谷に着目し、極楽寺駅からスタートした。
直線的な細い谷を詰めていく。どのようにして大仏切通につながるのか。
徐々に勾配が増していき、目の前に立ちはだかるようになってきた。谷のどん詰まりまであと少しだ。
一番上の家に行くにはこのような強烈な勾配を上る。その後は尾根に向かって階段が続いており、それを登りきると長谷配水池に着く。小さな公園のようになっているので、ここで一息つく。
振り返るとこのような感じ。谷状の地形がよくわかる。
先に進み、階段を下ると葛原岡・大仏ハイキングコースに合流する。人で渋滞するような有名コースなので、続きを見たい方は検索されたい。
【鎌倉大横断コース】
全体図は上の地図の通り。大縦断コースよりはるかに長く、北鎌倉駅から六国見山に登り、下った後天園ハイキングコースのサブルートである明月院口から登る。メジャールートに合流後、瑞泉寺には下らず明王院方面に下り、さらに朝比奈切通を抜けて六浦駅まで歩く。10km超えのハードコースだ。今回は地図上の赤色の部分を中心に紹介する。
北鎌倉駅東側から、わかりにくい細い路地を入る。人家に入ってしまうようにしか見えないが、細々と道は続いており、やがて人家の脇でハイキングコースに変わる。やや荒れ気味の道だが、境界杭が入っているのでれっきとした鎌倉市道だろう。
尾根沿いに細い道を登っていくと、ネットフェンスのある突き当りに出る。ここは右に行き、さらに大きな道に突き当たったら左に行くと六国見山である。
山頂の紹介は改めて一般的なコースで上る予定のため今回は割愛。下りは明月谷へ。
次は天園ハイキングコース明月院口だ。ここも入口が非常にわかりづらいので、googleマップなどで「明月谷桐慕茶屋」を目印にして歩くとよい。
やや笹が多いが歩きやすい道を歩くと、やがて今泉台4丁目入口と合流(なお、天園側から今泉台4丁目入口までの案内はあるが、明月院口への案内はない)。すぐに定番ルートの建長寺からの道と合流する。
ここから先、地図の青線区間は定番コースとなるので割愛。
天園ハイキングコースの終盤で瑞泉寺方向への分岐があるが、そこで案内のない方向(左)に曲がる。なお、小さな木の看板に「明王院」と書かれているので安心できる。
住宅地の近くを歩き、小さな山を巻くように歩くと笹がうるさくなってくる。
途中、弁天様があるところで分岐があるが、左は私有地に侵入してしまうため入らないこと。
だんだん家が見えてきて、車も入れないような細い道で終点となる。
鎌倉大横断コースはこの後朝比奈切通を通過し、六浦駅でゴールとなる。こちらは比較的メジャーなコースのため、朝比奈切通でぜひ検索されたい。