この記事は上記の番場ヶ谷の続きである。
時間が余ったので以前から気になっていた、鎌倉市東部の尾根をたどる道をたどってみることとした。
これから歩くのは朝比奈切通から熊野神社・十二所果樹園を経て鎌倉ハイランドに至る「やまなみルート」である。六浦方面から登ってくることもできる。
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朝比奈切通から熊野神社までは以前訪れているため、朝比奈切通の南側に並行する尾根道をたどることとする。
朝比奈切通に向かうルートから尾根道にとりつく。
登り初めは掘割の中の急こう配を登っていくような道で、落ち葉がたまるとかなりきつそうな道だ。
掘割区間が終わっても急こう配は続き、鎌倉らしからぬハードさだ。
尾根に上がれば後は比較的平坦な道となる。
熊野神社との分岐に来た。熊野神社に行くには少し下らないといけないが、ここまで来たからにはきちんとお参りしよう。
熊野神社分岐に戻り、進路を南にとる。東朝比奈方面分岐を過ぎ、少し行くと六浦方面分岐となる。ここからがやまなみルートと呼ばれる道となる。
ここからはずっと米軍施設沿いの道となる。結論から言うとこの米軍施設の柵が著しく景観を害しており、十二所果樹園付近を除き眺望もないことから非常に面白みのないコースである。トレイルランをしている人がいたが、人気のないコースなのでこういう人には都合のいいコースなのだろう。
十二所果樹園まではかなり藪っぽく、ハイキングコースとは思えない道となる。
しばらく歩くと十二所果樹園に到着。梅の季節はとてもきれいだという。敷地の中央部に展望台があるので寄ってみよう。本コースの最高地点である。
展望台からは、鎌倉の山々が望める。
この先は終点付近までひたすら単調な道となるので、ここから朝比奈切通入口まで下るのもいいかもしれない。
十二所果樹園から先はコンクリート塀となる。次の分岐までは30分ほどの歩きだが、体感的にかなり長く感じる。
鎌倉ハイランドが見えてくると終点は近い。鉄塔のある分岐を過ぎると、久木大池公園分岐に出る。直進は行き止まりのため、必ず久木大池公園に降りることとなる。
久木大池公園への下りはやや急なので、慎重に下ると公園に出る。
終点付近にはやまなみコースの案内板がある。中世からの生活道だという。面白みのない道とは言ってしまったが、人がわんさかいるコースに飽きた人はぜひこの道も歩いてほしいと思う。
遊歩道で公園を半周したあと、最後の階段を上り、バス停に着いた。これで長い冒険は終了した。