旅をした日:2013/10/19
これもかなり前の記録だが、いわゆる現実逃避の旅に近いものだったと思う。
しかし、後ろ向きな動機で始まった旅は、それはそれで思い出には残る。
それを完全に昇華できるのはまだ先かもしれないが、ここに旅日記を書いてひとまずは供養することとする。
仙台から原付で北上し、なんとなく目をつけていた、大崎平野東端部の小さな山々をめぐる。
この辺りは小さな丘陵が独立して並んでいて、北西から加護坊山、山王山、箟岳山、和渕山、旭山と続き、石巻湾へと至る。
早速だが、まずは加護坊山だ。ここは加護坊山自然公園として整備されており、なんと山頂がすべて芝生となっている。
駐車場から芝生の中の気持ちのいい歩きとなり、数分で山頂に着く。
山頂には東屋が。360°の展望である。
晴れていればもっと気分がよかったことだろう。
次に向かったのは黄金山神社。かつてこの辺りからは金が採れたという。
金色の鳥居が胡散臭いが由緒ある神社である。
次に来たのが箟岳観音。俗化されておらず、荘厳な雰囲気だ。宿坊も複数ありかなり大きなお寺である。
食事処・旅館・日帰り温泉が一つとなった箟岳観光会館。看板がいい味を出している。
最後に旭山。すでに暗くなり始めているが、山頂までは10分ほどの登り。迷ったが、急いで登ることとした。
夢中で登り、山頂到着。ここも山頂が芝生となっており素晴らしい眺めだ。
石巻市街を望む。
山頂からの黄昏というのはなかなかない経験だ。
山頂には記念碑が立つ。
この後、急いで下り、帰路に就いた。